「ひらめき☆マンガ教室」第7期の受講生募集中、新たな講師に乃木坂太郎
評論家・マンガ原作者のさやわかが主任講師を務めるマンガ家育成スクール「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」が、第7期の受講生を3月1日まで募集している。第7期は4月から2025年3月まで開講され、新たな講師として「医龍-Team Medical Dragon-」「夏目アラタの結婚」で知られる乃木坂太郎が登壇。マンガの読み方や評し方を考えるワークショップでは、夏目房之介が教鞭をとる。
そのほかゲスト講師には前期から継続して伊藤剛、師走の翁、武富健治、鶴谷香央理、ばったん、水上悟志、米代恭らが参加。さらに秋田書店の編集者・山本侑里氏、小学館の編集者・千代田修平氏を招き、プロのマンガ家と仕事をする立場から指導を行う。最終講評会では審査員として、コラムニストのブルボン小林、シュークリームの編集者・神成明音氏が壇上に上がる。
さらに、マンガ界の“センパイ”大井昌和による「商業マンガの企画の立て方」を学ぶ回や、デジタル作画ツールの使い方を学ぶ回、マンガ業界の最新動向に迫る回、またチームに分かれ合同誌を作って即売会に参加するという課題など、さまざまなカリキュラムを用意。第6期時にオープンしたWebサイト「ひらめき☆マンガ+」では、マンガを学び、描き、読んで語るためのコミュニティとして、受講生を中心に活発に投稿や交流が行われている。
受講の申し込みは先着順。詳細は公式サイトをチェックしよう。
鶴谷香央理(ゲスト講師)コメント
私は以前から、毎年YouTubeで配信される「ひらめき☆マンガ教室」の最終講評会を楽しみに観ていました。そこではすべての作品について、4人の審査員が異なった立場(講師、原作者、マンガ家、編集者、批評家、読者などさまざま)から講評するのです(なのでとても長時間)。ひとつの作品に色々な角度から光が当てられることで、作家としての方向性や選択肢が明確になっていく様子はそれ自体がエンタメだし、業界のちょっとした縮図でもあります。 その後ゲスト講師として実際に教室へ行ってみると、定期的なしめきりや切磋琢磨する仲間など、必要な(でも簡単に得られない)ものがぎゅっとつまっているなーと実感してうらやましくなりました。マンガを描くとっかかりがほしい方、自分の作家としての方向性を模索したり、背中を押してもらいたいと思っている方には、とてもおすすめしたい場所です。
武富健治(ゲスト講師)コメント
超初心者から、マンガ家志望者はもちろんのこと、既にデビュー済のマンガ家さんが「もうひとつ上」を目指して鍛え直すのにも適しています。
さやわかさん筆頭に我らゲスト講師陣も全力の講義を行いますが、それに負けずでかいのが「場」としての力。マンガ家なんてみんな多かれ少なかれコミュ障ですが、それでも互いに全力でコミュニケーション出来て、成長し合えるのが「ひら☆マン」です! 授業後の、始発まで語り明かす飲み会も魅力の一つ。あたたかい切磋琢磨が体験できます。 月イチ週末の集中講義なので関西・九州など遠くからの受講者も多いですよ。
もやもやしてる人、是非一度公式サイトの教室紹介を読んでみてください! お待ちしております!
大井昌和(センパイ・ゲスト講師)コメント
「ひらめき☆マンガ教室」は第1期から僕は勝手に応援してきました。その理由は既存のマンガ教育では技術なりなんなり、アシスタントになれば身に付くようなことしか教えていないと感じていたからです。
しかし、ある表現を教える / 学ぶということは、その表現が持っている思想や他の表現との違いを理解しないとその技術の意味もわからないと僕は考えています。ひらめき☆マンガ教室でさやわかさんはまさにそのことを教えていました。自分が求めていたマンガの教室はここにある!
もし皆さんがマンガを学びたいと思うのであれば、ぜひこの場にいらして下さい!
さやわか(主任講師)コメント
「ひらめき☆マンガ教室」は、いろんなコースで受講できます。ぜひ、皆さんの活動したい方向性に応じて選んでいただければと思います。ちなみに自分のマンガを最大限伸ばしたい、という人に断然オススメなのは「ひらめき制作コース」です。このコースのみ、僕こと、さやわかによる「面談」が行われ、皆さんと二人三脚で今後の活動をしっかりサポートいたします。「なーんだ、最上級コースは、このさやわかとかいう男が付いてくるだけかよ」と思うかもしれませんが、はっきり言ってこれが我が教室のウリです。本当です。本当なんです。 あと、マンガを全く描かない人には「聴講コース」もオススメです。受講生と講師陣の対話を通して、マンガとは何か、マンガの技術とは何か、マンガ家とは何かが理解できるので、マンガ読者として1ステップ上の読み方ができるようになったり、他の職業やあなた自身の生き方(!)に活かせたりします。それも、我が教室のウリです。本当です。本当なんです。と、書いたところで、それがマジなんだということがイマイチ伝わらないかもしれないですが、本当なんです。これ以上、何と言えば伝わるのかわかりませんので、あとは僕の本気度とか、気合いとかを察して、ご応募いただければと思います!